御総様、今日拝なびら
(皆様 こんにちは)
9月18日は「沖縄県しまくとぅばの日」です。
今回は、うちなーぐちでご挨拶を入れてみました。
「しまくとぅば」島ことば。
つまり、方言と呼んでいる沖縄の言葉で最近では、方言ではなく「しまくとぅば」や「うちなーぐち」と言った言い方をするようになってきています。
沖縄県では、平成18年(2006年)に制定し、その後平成21年にはユネスコ(国連教育科学文化機関)が国頭語・沖縄語・宮古語・八重山語・与那国語のそれぞれを消滅の危機に瀕する言語に指定されました。
それに伴って、小学校や中学校でもユネスコで指定された話や、またしまくとぅばの日が制定される以前から、話者が減ってきているため学校などではうちなーぐちの保存のためにプログラムやグラブ活動などに取り入れ促進を行っています。
沖縄県-「しまくとぅば」の普及継承に関する取組を紹介します
https://www.pref.okinawa.jp/site/bunka-sports/bunka/documents/shimajyoho.html
また、沖縄県では「しまくとぅば」の普及継承に関する取組を行い、促進と普及を行っています。
しまくとぅば普及センターについて
https://shimakutuba.jp/
こちらのサイトでは、「しまくとぅば検定」を実施しています。
実際に沖縄県ではどのくらいの方が話ができるのかというと、あいさつ程度を含めると約50%、一方、あまり使わない・話せないも半分いという事で、保存と普及の必要性が感じられます。
(琉球新報 2019年5月24日 しまくとぅば 県民意識調査 の記事より https://ryukyushimpo.jp/news/entry-923973.html)
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沖縄市というと、ロックのまち、基地のまち、エイサーのまち
など言われていますが、実は市民活動の中でうちなーぐち、しまくとぅばに触れる機会が多い街でもあります。
それはやはり「エイサー」や「沖縄民謡」などの唄だと思います。
私たちが、外国語に触れる初めてとして洋楽や韓流・華流ポップなどを聞いて、外国語に触れると一緒で歌というのは耳に残りますし、この言葉ってどういう意味だろうと調べるきっかけにもなりますね。
エイサー検定では、歌詞に出てくる言葉の問題もありますよ。
例えば「ニシカジ」とは?「はべる」とは?などです。そして、沖縄市の観光ポータルサイトKOZAWEBの上位アクセスページに「うちなーぐち辞典」のページがあります。比嘉光龍さんが監修しています。
また、沖縄市内のNPO法人のうちなーぐちラジオ「DENDENラジオ SDG~s!!!」
では、なんとうちなーぐちを中心に今の話題をお届け。以前は、子供たちもたくさん出ていました。
Okinawa Hands-On NPO – DENDENラジオ SDG~s!!!
https://www.h-on.org/1252112472124583005832068.html
そして、沖縄市文化協会では「しまくとぅば部」があり、毎年沖縄市文化祭では全編しまくとぅばでのお芝居の上演を部員の皆さんで行っております。
沖縄芝居や琉球舞踊を習っている方ではなく、一般市民の方で上演されています。興味のある方は、入部してみてはいかがでしょうか。
言語として勉強をしている方、日常に取り組むべく練習をしている方。最近では介護の現場でも、お年寄りの方の言葉をなるべく理解しようと学ぶ若い方など、様々で奥が深いうちなーぐち、しまくとぅばです。
この世界でもまれな言葉がが廃れてしまった原因に、廃藩置県後の皇民化政策により、日本各地で方言の使用を学校で禁止し、日本全国標準語を話すように指導され、それは第二次世界大戦後も残っていたと言われています。
そんな「しまくとぅば」が、再び保存・普及を進めているとは皮肉ではありますが、戦後から76年が過ぎた現在、沖縄県は戦前の琉球王国から続いてきた「沖縄の歴史」を守り、後世に伝えていく余裕ができているのだと実感する日だと思います。
うちなーぐち、しまくとぅばに触れるには、やっぱり沖縄にきてもらわないといけませんし、うちなーんちゅでも会話をしない事にはなかなか覚えることも難しいですね。
感染症が落ち着きましたら、ぜひコザに遊びに来て、チャンプルータウンのうちなーぐちに触れてください♪
(ゆたさるぐとぅ うにげーさびら)
良たさる如、御願さびら (よろしくお願いします)
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