5月15日
沖縄県が戦後27年間の米軍統治下から、日本本土に復帰して今年で49年となります。
来年はいよいよ50年目。

復帰して変わった事、変わっていない事、それぞれですが49年前の5月15日は朝から雨が降り今年のように梅雨の沖縄だったことが伺えます。

49年も前だとずいぶん昔のことのように感じる世代。
ついこの前のことのように思い出す世代、今の沖縄県は1972年以降生まれの人口が約70%以上となってきており「本土復帰記念日」自体、『知らない』という世代も多いと聞きます。

けれど、それもまた沖縄県の大事な歴史の一つ。

沖縄市にある二つの施設を訪れて、沖縄の本土復帰を感じてみるのはいかがでしょうか。

街なかにある資料展示室とショッピンセンター

沖縄市のゲート通りにある戦後文化資料展示館「ヒストリート」と日本で一番古いショッピングセンター「プラザハウス・ショッピングセンター」を紹介します。

どちらも、復帰当時のコザを感じさせる場所で、ゲート通りの古い看板群はいつか消えていく景色。

またプラザハウスの周辺もイオンライカムのオープン以来、周辺の風景が変わってきています。

けれど、まだ少し当時の面影が残るところも。

49年前の沖縄に思いをはせる場所へ出かけてみるのはいかがでしょうか。

 

プラザハウスショッピングセンター ライカムアンソロポロジー

【琉米文化写真展『OKINAWAS LIVELY KIDS』】

戦後の沖縄、厳しい時代ながらも、キラキラと目を輝かせ、生き生きとした子供たちの笑顔が胸を揺さぶります。
モノクロの写真が鮮やかに語り掛ける、味のある時代が沖縄にありました。
貴重な写真ではありますが、子供たちのカメラを珍しそうに見つめたり、はにかむ笑顔が懐かしさを感じさせる展示です。ぜひ、笑顔と共に写真に写りこんでいる風景も楽しんでください。

場所:沖縄県沖縄市久保田3丁目1番12号
プラザハウス3F ライカムアンソロポロジー
時間:11:00 - 19:00
入場無料
お問い合わせ:098-933-1142

沖縄市戦後文化資料展示館 「ヒストリート」

戦後文化とあるように、沖縄市の戦後の資料としては県下でも充実した施設のヒストリート。
本土復帰と共に消えた制度「Aサイン」制度のバーを再現したコーナーや1970年頃の中央パークアベニューを模した館内のデコレーションやジオラマなど、ついつい時間を忘れます。本土復帰の起爆剤になったと言われている「コザ暴動」に関する展示も多く、また統治下時代に起きた事件事故を知ることもできます。華やかなコザと陰のあるコザの両方を知ることができます。

場所:沖縄市中央2-2-1 タサトビル1階・2階
※駐車場は建物の裏にあります
時間:10:00 - 18:00※月曜日・祝日休館
入場無料
お問い合わせ:098-929-2922

周辺のカフェでひとやすみ

せっかくコザに訪れたなら、近くにあるカフェでひとやすみしてみてはいかが?

Cafe OCEAN

Aサインカフェの面影「カフェオーシャン」へタコスを食べにいこう!

沖縄市のゲート通りにある老舗カフェ「OCEAN」は50年以上お客さんに愛され続けています。Aサイン(アメリカ統治時代の営業許可証)を飾っている店はコザの雰囲気が溢れています。オリジナルタコスがおすすめです。パリパリのシェル(皮)はミュージシャンでもある名物マスターの手作り!タコミート、ソースもオリジナルで、一回食べたら癖になる味。常連客とリピーターが多く、店内にはライブステージもあってマスターヤラヤッシーのライブも行われています。タコスの街を歌でPR、「コザにタコス食べに行こう」という名曲もヤッシーさんの作詞作曲でした!

場所  沖縄県沖縄市中央2―15−2
電話番号 098-932-7895
営業時間 12:00-0:00 ※不定休

ZAZOU

ゲート通りのおしゃんなBakeryは眼福、満腹

オープン以来、ハード系のパンの草分け的ベーカリーとして大人気。ゲート通りといえばザズー!と思い浮かべる人も多いかも。
フルーツがトッピングされたデニッシュや、県産の食材を使ったブレッドは丁寧な味付けとボリュームでファンも多いです。
写真は創業以来人気の一つベーコンエピ。堅めのパリッとした歯ごたえの中に香ばしいベーコンは男性にも女性にも人気です。

場所  沖縄県沖縄市中央2―15−1
電話番号 098-934-2380
営業時間 11:00-18:00※売り切れ次第終了となる場合もあります
定休日 月・火曜日(当分の間)

MELROSE American Bakery & Cafè | PLAZA HOUSE SHOPPING CENTER

老舗モールの雰囲気たっぷりのアメリカンSWEETカフェ

これぞアメリカンベーカリー!ピンクを基調とした店内は、全女子がウットリするようなインテリア。そしてショーケースには可愛くボリュームのあるケーキやパイ。
さすが「アメリカン」と言っているだけあります。ケーキの他にもサンドウィッチなどのメニューがあるので、軽く食事がしたい時にも嬉しい。本格的なコーンブレッドはアメリカ人を始め、本場を知っている人にも人気。新しのに懐かしいカフェは、まるで昔からここに在ったようにマッチしているプラザハウスの一番新しいカフェです。

場所  沖縄県沖縄市久保田3-1−9
電話番号 098-989-6700
営業時間 10:00-20:00 
※不定休 

沖縄本土復帰を読む

懐かしい風景が一冊に。カルテックス、Aサイン、貸しホースライディング?

リメンバー1972

懐かしい風景をまとめた本が琉球新報社から販売されています。

「復帰前へようこそーおきなわ懐かし写真館ー」

第1回この沖縄本がスゴい!(2019年)受賞

懐かしい写真が呼び起こすあの日の記憶、あの日の沖縄。
にぎわい、街角、暮らし、クルマ、子どもの姿まで、
いつか見た風景を探す復帰前の沖縄散歩。
昭和30年代~42年頃の沖縄の姿を「子ども」「暮らし」「交通」の3つに分けて掲載。

琉球新報ストアにて発売中!
お父さん、お母さん世代へのプレゼントにもおススメです。
本を見ながら「あの頃の沖縄」の話題で盛り上がってみませんか?

復帰前へようこそーおきなわ懐かし写真館ー

Scroll to top