沖縄市の夏の風物詩ピースフルラブ·ロックフェスティバルは1983年に始まりました。

これまで36回開催されている歴史があるロックイベントで、国籍を問わず、音楽を楽しむすべての人と夏を盛り上げる野外フェスとして定着しています。

2017年に、長年ピースフルラブ·ロックフェスティバルの会場だった闘牛場は県内最大の沖縄アリーナの建設に入りました。ピースフルラブ·ロックフェスティバルも会場を沖縄市の中心コザ・ミュージックタウンに移し、「まちフェス」として新たにスタート。

会場が変更になった今も「愛と平和」という大切なテーマはずっと変わらず、コザの歴史あるイベントとしてのカラーを生かしながら、世代を越えて楽しめる「まちフェス」ならではの新しい魅力を世界に伝え続けています。

今回はピースフルラブ·ロックフェスティバルの歴史に名を刻む人物―総合プロデューサーの徳山義広さんにお話しを聞きました。

 

徳山義広(とくやま よしひろ)

音響業務及び制作の専門会社、サウンドパッケージの代表取締役
「ピースフルラブ·ロックフェスティバル」総合プロデューサー

Q&A

Q.いつから音楽に携わり始めたのですか?

A.僕が音楽に携わる仕事をしたのは23歳頃にうるま市の喜仲で「ブレス」というライブハウスを経営したのが始まりです。音楽が大好きで、あの頃はリハーサルスタジオや音楽を発表する空間や場所がなく、皆さんに音楽の憩いの場を提供したいと思い、ライブハウスを経営していました。その後ヘッドハンティングされ、コンサートプロモーターとしてプロダクションで興行屋の仕事をしていた頃、沖縄を代表するミュージシャンたちと一緒に仕事をする機会が多くありました。そんな中でプロの仕事が必要だと思い、サウンドパッケージを立ち上げそれが現在でも続いています。

Q.ピースフルラブ・ロックフェスティバルのプロデューサーになるきっかけを聞かせてください。

A.最初はピースフルラブ・ロックフェスティバルのプロダクションの手伝いをしていたが、第6回目開催時に、当時プロデュースしていた沖縄を代表するデザイナー名嘉睦稔(なか ぼくねん)さんに総合プロデューサーをやらないかと声をかけられたのがきっかけで、ピースフルラブ・ロック、平和を歌っていくという素敵なメッセージを続けるためにやってみました。

あの頃兵隊もいっぱいで、コザの国際色ある雰囲気を世の中の色々な人に知ってもらいたい、ピースフルを継続していろんな人がジョインして沖縄でコミュニケーションをとってもらうのはいいなと思ってプロデューサーを引き受けました。

Q.長く続くロックフェスですが、その名前に思い入れなどがありますか?

A.1回目は紫がスタートしたんです。「MURASAKI why now」というコンサートをやっていて、サブタイトルは「ピースフルラブ・ロック」でした。紫のワンマンライブでやっていましたが、2回目に愛と平和を歌うこのタイトル自体を大事に引き継いでいきたいと思いました。

Q.野外イベントにこだわった理由をお伺いします。

A.野外の解放感の中にロックを楽しんでもらうのはピースフルならではのことだと思います。昔ウッドストックという大きなコンサートがあって、そこで皆が野外でロックを楽しんでいる様子を見て、この沖縄でもピースフルというキャッチフレーズで皆さんに楽しんでもらう場所を作っていくのが大事だと思って野外にこだわっています。

Q.ピースフルラブ・ロックフェスティバルの思い出について聞かせてください。

A.36回の間にたくさんの思い出ができました。非番や休みの兵隊さんは毎年ボランティアでフェスのガードをやっていて、それでいい出会いがあって結婚する人もいます。
自分の子供が生まれる前からピースフルをやっていて、お腹の中にいる時から音楽を聞いているから好きになってくれて、今は東京でミュージシャンとして頑張っています。
また、30回目を記念にして韓国のアーティストを招待したのをきっかけに、台湾のアーティストも招待して、アジアの音楽交流が始まった。韓国で出会ったサウス・バイ・サウスのプロデューサーと、イベントを継続する大変さも話し合いました。色々大変ですけど、これからもピースフルをやることでクリエイティブの人生を生きていきたいと思っています。

今回は沖縄市を代表する音楽プロデューサー徳山さんにお話を伺いました。
音楽はいつの時代でも人々を繋ぐ世界共通の言葉であり、ピースフルラブ・ロックフェスティバルを通して皆さんもきっとエネルギーをもらえます。
次回のピースフルラブ・ロックフェスティバルの開催を楽しみにしています!

 

 

コザメトロ

飲めるギャラリー KOZA‘S文化空間
色々な人達がコミュニケーションを取りながら、情報発信、作品展や音楽などの発表の場として活用していける場所。
コザメトロにお越しになったら、ピースフルラブ・ロックフェスティバルの例代ポストや貴重な映像が観れますよ。ピースフルラブ・ロックフェスティバルの逸話も聞けるので、ぜひ行ってみてください。

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