沖縄市にはまちを盛り上げるため、各分野でも活躍している人達がいます。
皆さんは KOZAWALKER をご存知ですか。
独特な感性を持つKOZAWALKERは鮮やかな写真で沖縄市 KOZA の雰囲気を表現しています。
今回はこのコザの魅力を発信し続けるKOZAWALKER にお話しを聞きました。

 

KOZAWALKERの正体は?

金 元根(キム ウォングン)

沖縄市在住韓国人。中国で7年間留学し、2009年に沖縄へ移住。2011年6月に合同会社琉韓を設立。韓国語、中国語、日本語ともに堪能で、沖縄市のまちの風景やデザインなどを写真で写し、まちの魅力を3つの言語で紹介している「KOZAWALKER」を運営しています。コザまちが大好きなウチナームークです。

Q&A

Q.KOZAWALKERを始めるきっかけ
A.元々沖縄市が大好きで、よく昼ご飯の後でこの辺のパークアベニューやゲート通り、路地などを散策していました。携帯で撮った写真をFACEBOOKに載せたら、意外に多くの友達たちから「いいね、いいね」と好評で、僕も楽しくなりやり続けたら、当時ミュージックタウンの管理会社ミュージックウェブの社長徳山さん(徳山 義広)が僕にミュージックタウンの企画広報も重ねて、コザまちの魅力を発信しませんかと声をかけられ、それがきっかけで一緒にKOZAWALKERというプロジェクトを立ち上げました。KOZAWALKERは2019年の4月からスタートして、周りの人に「いい写真いっぱいあるね、まちの風景、僕も知らないところいっぱい歩くね」と応援してくれて、サイン沖縄の会長大城さん(大城 貞夫)から写真展をやったらという誘いをくれました。そして2020年の4月に市役所でKOZAWALKERの展示会を開催しました。

Q.どうやってそんなにたくさんの魅力あるところを発見したのでしょうか。
A.僕は本当にこのまちが大好きで、沖縄はほとんど車で移動するのでなかなか歩かないですよね。車で見えない面白いところやおかしいところが歩いたら見えてくるので、歩きながら、探していました。
でも時間が経つとだんだんネタがなくなります。毎回同じところの写真を撮っても面白くなくなり、もっといいところがないかと本当に悩んでいた時期もあり、それで、ネットで情報収集を始めました。沖縄市の歴史文化財や特別な建物、あとは本当に誰もいかない場所などを調べて、歩いてみたりもしていました。
でもこれをやり続けるとちょっと無理矢理な気分が出てきて、最近は前に行ったところでも風景が変わったなあと感じて、また初めのころ回ったところを回り始めて、新たな魅力を発見しています。

古民家

キムさんは瓦屋が大好きで、よく照屋と越来に行くようです。ある時夢中になってシャッターを押し続いていたら、隣の2階の婆ちゃんにずっと見られていました。それからは不審者に思われないように毎回自分から「こんにちは」とあいさつするそうです。

路地

誰も行かない草だらけ、ハブが出そうな怖い道も冒険。

建物

日本宅地建物取引士の資格を持つキムさんは宅地関係の情報を調べた時に偶然発見したサンコート久保田。独特な風情ある建物です。

まち

「まちをよく知って、説明を受けてから行くのは一番いいのですが、わからずに入って、どのような風景が待っているかというドキドキ感も楽しみの一つです。」

Q.キムさんが同じところで撮った写真も毎回違う味がありますね。
A.同じところを見ても、天気がいい時や雨の時、また撮る人の気分によって、風情が違うのです。あまり良くない気分で撮ったら、写真もなにかちょっと暗い雰囲気になってしまいますね。本当に気持ちいい日であれば、世界も明るくなってカラフルになりますね。これはまた面白いと思います。

Q. どういうふうにKOZAWALKERのような綺麗な写真を撮れますか。
A.写真を撮るのはほぼ携帯(スマホ)で撮るので、普通の目線で撮るとあまり面白くないと思います。小道具や低いところにある小物をうまく活用したり、また被写体をレイアウトの真ん中ではなくて、ちょっと寄せたり、下から撮ったり、わざと変わった角度から撮ると趣ある写真が撮れますね。後は写真アプリで加工すれば完成です。

Q.最後にコザの一番好きなところを教えてください。
A.僕はこのまちの人が好きです。こっちに住んでいて、お世話になっている先輩たちも多くて、みんな元気で飲み歩いているんですよ。韓国だとありえないほどの元気だったので、このように何歳でも生き生きとした雰囲気が好きです。メトロで飲んでいる人達も元気な先輩たちがいっぱいいます。コザはすごくいいまちですね。

キムさんの指導でキムさん風に写真を編集してみました!

Before

After

皆さん、いかがですか。少しキムさん風に近づきましたね。
この鮮やかな雰囲気はコザの情熱にぴったりですね。コザのまちはほんとにカラフルでとても絵になります。
どうやってできたのかは、ここでは内緒にします。皆さんもコザのまちを写真におさめてはいかがでしょうか。もし興味があったら、コザメトロに行ってキムさんに写真加工の話などを直接お聞きください!
写真展の時の展示ボードもコザメトロで展示しています。キムさんに写真1枚1枚のエピソードを聞くのもとても楽しいです。ぜひ遊びに行ってください。

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